目の前で死んだトンボからのメッセージ

目の前で死んだトンボからのメッセージ

トンボが飛んできて、私の目の前で死んだ。

それは、大阪の難波から関西国際空港へ向かう午前11時前、和歌山行きの電車に乗ったはいいが、途中で乗り換えなければいけないことに気付かず、泉佐野まで戻り、ホームで関空行きの電車を待ってるときだった。

勢いよく4枚の透明な羽をバタつかせたトンボが頭上に現れ、左へヒュン!と横切り、そのまま強く飛び続けるのかと思って様子を目で追っていると、私の目の前に落ちてしまい、少々羽をバタつかせ、羽が動かなくなったら足を回転させ、そしてまったく動かなくなってしまった。

トンボが目の前で死んだ。

トンボが死ぬ瞬間を生まれて初めて見た。

さっきまで読んでいた本がたまたまスピリチュアル系であり、著者がニューヨークからカリフォルニアに引っ越すときに「必要な資金やご縁をみるみる引き寄せた」という内容だったことから、このトンボの死は明らかに何かのメッセージだと感じた。

Googleで、トンボという昆虫をスピリチュアルな観点から調べてみると、なんとも縁起の良いシンボルでメッセージ性も強い

なんと、トンボは恐竜よりも先に地球に存在した羽を持つ最初の生き物であり、太古より今まで生き続けているのは類い稀ないサバイバル能力と摩訶不思議なエネルギーがあるからと言われている。

開運の兆し、勝利の兆し、変化の兆し、先祖の魂を運ぶメッセージ性が強い。

また、「常に前に」しか飛べない習性から、今、目の前で披露されたトンボの死は、明らかにわたしに「止まるな」と強く訴えてくれているのだろうと察する。

ちょうど、今月末で今働いてるHP制作会社を退社し、新たな旅立ちの準備を進める気持ちでいるところだった。

そう、海外へ。

トンボの死体をみると少し悲しい気持ちにもなった。

「この死骸をこのままここに置いていて大丈夫かな」と考えているうちに、空港行きの電車がやってきた。

すると、裏返って死んでいたトンボの体が、吹いた風に乗せられてクルッと綺麗に回転し、まるで生きてただ地面に静止しているかのような状態に変わった。

その状況にさっきまでの小さな悲しみは晴れ、わたしは空いている電車へと乗り込み席に座る。

席の対角線には、トンボの目線がきれいにわたしの方を向いている。

「大切なことを伝えにきてくれてありがとう、トンボさん。わたし、突き進むよ。好きと理想に向かって、想い描く人生をデザインするために止まらずに突き進むよ!!!!!」

わたしは心の中で、トンボにそう言った。

するとまた奇跡が起きた。

見えないほど小さな風が吹いたのだろうか、トンボの右羽だけが上下に優しくゆれ、それはまるでわたしに手を振ってエールを送ってくれているように見えたのだ。

羽が上下に動いたのが偶然じゃないと思えたのは、動いたのはその一回きりだったからだ。

また、もしそれが大きな風だったなら、また胴体ごと動かされて回転していたはずだ。

電車の自動ドアがいよいよ閉まって、トンボの姿が見えなくなるまで、わたしは誓い続けた。

「突き進むね。見たい景色をすべてみて、死んでやる」と。

虫が運んできてくれた「エール」に気付いた、小さな実話です。みなさんも同じような経験ありませんか?

トンボの写真は撮影しなかったので、同じ雰囲気を持った写真をいくつか貼っておきます。

dragonfly-death
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追記:今週のはじめ、腎臓結石除去手術を無事終えた父の見舞い(具体的に言うと好物のドーナッツを看護師さんに預けにいっただけ)の帰り、病院の前でバスを待っていると、まだ真夏の気候であった炎天下の大都会に、突如コオロギが「ぴょん!」と足元に現れた。

一瞬ゴ◯◯リかと思ってびっくりしたけど、足の形と動作が違うことに気付き、コオロギを観察していたら、なんと草むらには戻らず、勇敢にも目の前の鉄の巨体(車)がビュンビュン行き交う4車線の道路を渡ろうとしている。

何度も車のタイヤのに弾き返されるように「ぴょん!」と戻ってきては渡ろうとするのだが、やはり最終的に道路のスタンプになってしまった・・・

これ以外にも、先々週は家のソファにナナホシ天道虫がいてびっくりしたよ。その日は雨だったから、お泊まりしてもらって、翌日緑のある場所に返しにいったんだけど。

わたしは虫という生き物があまり得意ではないんだけど、このような出逢い方をすると全てが味方であり、メッセンジャーのように思えてしまうのは、都合が良すぎるだろうか。

それにしても、なんの音もなくスタンプになってしまったコオロギさんを見たのは、ちょっと悲しかった。

nanahosi-tentoumushi

(おわり)

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名前や概念に囚われず、ただ在るがままで良いんじゃないかというところに行きつき「名もなき旅」というブログにしました。地球を気ままに旅しながら出逢った経験と培った想い、雑多な社会の中で見つけた揺るぎなきものを中心に、わりと深く丁寧に描き留めてます。「宇宙人・イルカ・小惑星みたいな子」と呼ばれることが多い変な人類です(33)。皆様のハートに何か温かいものが届いたら幸せでごじゃる。メキシコ在住。
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